まずは、今週の振り返りから。
日経平均-0.07%
マザーズ+2.63%
S&P500+1.76%
今週は、米国のみならず、日本(東京都)の新型コロナ感染拡大懸念も台頭した。オールドエコノミーが多いNYダウや日経平均などは相対的に上値が重い一方、ハイテク株が多いナスダックやマザース指数が堅調な推移となった。
週末金曜日には、コロナワクチンや治療薬の開発に関する報道を受け米国株が大幅高となった。日米ともに感染拡大懸念は続いており、コロナ耐性のない銘柄への売り圧力が強まりそう。引き続きグロース株優位となるか。
来週の展望
<ポイント>
- 日米ともに、新規感染者数の増加が懸念材料に
- ハイテク・グロース株優位の展開が継続か
- 3月安値を割り込む銘柄が出てきている点には留意
日米ともに感染拡大懸念は週を追うごとに強まっている一方で、株式市場は思ったよりも持ちこたえている印象。
ナスダック指数の最高値更新に象徴されるように、コロナ耐性が高いハイテク・グロース株が牽引役の構図は変わらないだろう。
ただし、日本の個別銘柄に目を向けると、JR東日本(9020)、JR西日本(9021)、JR九州(9142)、キヤノン(7751)、ニコン(7731)、Jフロント(8011)、高島屋(8233)、青山商事(8219)など、コロナが逆風となる銘柄に新安値が相次いでいる。引き続き、上記関連銘柄や衣料品や飲食、小売り等への売り圧力が強い展開が想定される。
注目ニュース
新型コロナの感染第2波状況について。
(https://www.worldometers.info/ より、米国時間7/10時点)。
もうどうにも止まらない。
米国の新規死者数(3枚目のグラフ)に上がる兆しがあるのが非常に気がかり。
これが明確に上向くようだと、再度のロックダウン懸念で株価は急落か?
全世界の新規感染者数
米国の新規感染者数
米国の新規死者数