マークラインズ(3901)、戻り売りが強いと思われる価格帯に差し掛かり、上値の重さと出来高の減少が気になる今日この頃・・・
ということで、戻り売り圧力の推計と、簡単なチャート分析をしてみよう。
早速、TradingViewさんからチャートを拝借し、分析に入りやす!
出来高分析(戻り売り圧力推計)
コロナショック前に高値水準で推移していた、約4ヵ月分の出来高に着目。
コロナショック前に、直近の株価よりも高い水準で推移していた期間(上画像内の紫で囲われた期間)の出来高合計を「A:戻り売り圧力」とすると・・・
A:戻り売り圧力(2019/10/24~2020/02/27 の出来高合計)
=3,273,100株
一方、コロナショックによる急落から直近(5/22)までの出来高合計を「B:消化した売り圧力」とすると・・・
B:消化した売り圧力(2020/02/28~2020/05/22)
の出来高合計
=3,275,900株
A-B=-2,800株
えっ?!?!
マジですか・・・?!
売り圧もうないやん。しかもクリアしたのが直近て!ビックリ!!
地合い悪のなか、売りが出ずに崩れなかったのはそういうことだったのか?!
(詳細は【5/22】相場雑感 ハンセン指数急落でセンチメント悪化)
だとすると来週からは、スルスルと意外高の可能性もある?
日足チャート分析(トレンドライン)
いろいろな分析方法があるが、ここではトレンドラインを。
- トライアングル(三角保ち合い)が煮詰まっている
- レジスタンスライン(上値抵抗線)のほうが、形成している期間や角度的に強そうにみえる
- サポートライン(下値支持線)は角度が急であり、信頼度はやや弱い
- しかし、株価は数日前にレジスタンスラインの上抜けを試している
以上から言えることは、強弱入り混じっており、正念場に来ているということか。
週足チャート分析(移動平均&MACD)
週足では代表的なテクニカルである26&52週移動平均線とMACDを。
見た目の印象は良くはないが、上昇トレンドに転換している。
結論
以上、出来高、日足、週足チャート分析の結果をまとめると・・・
ことから、パッと見のチャートフェイスは、弱そうな印象を受ける。
しかし、
- 戻り売り圧力がほとんど消化されていると思われる
- 日足トライアングルの上放れを試す動きがあった
- 週足MACDが買い転換している
ことを勘案すると、実態はチャートの見た目よりも強いと思われる。
来週以降は、意外高となる可能性がけっこうあるのではないか?
遅くとも、6月上旬発表の5月月次で動意付くか。
結論は「やや強気」、戻り高値2,021円を終値で超えられるかに注目したい。